会社の赤字の使い方
この会社設立お悩み相談のコーナーでは、
会社設立の際のよくある質問・疑問点などを事例形式で紹介しています。
今回は、会社設立を検討中の起業家プログラマーとのやり取りで、
赤字の使い方についての質問です。
【社長⇒会社設立を検討中の起業家プログラマー】
【社長】
税金ってよくわからないんですが、
会社を作って赤字になったときにも
必要になってきますか?
【物種】
赤字ですと、基本的に利益に対する税金は不要ですが、
均等割りといって年間7万円程度は必要です。
【社長】
なるほど、最低7万円くらいってことで、
利益に対して税金が必要ってことですよね。
それじゃ、例えば赤字の次の年に黒字が出たらどうなります?
【物種】
いい質問ですね!
その場合は、赤字と黒字を相殺することができますよ。
赤字の場合は9年間(個人の場合は3年)繰り越す事ができるので、
その9年の間に利益が出ると相殺することになります。
【社長】
9年いけるんですか!結構長く使えるんですね。
会社から給料をもらうようになったら、当分赤字になりそうで・・
【物種】
そうですね。
赤字にならないくらいに売り上げも上がって利益が出るのが一番ですが、
役員報酬(給料)の設定によっては、赤字になる事も考えられますね。
【社長】
給料はいくらにしたらいいでしょうか?赤字続きも嫌ですし・・・
【物種】
そうですね。社長の場合ですと、融資の事も考えると・・・