会社設立のお祝いに贈るプレゼントは何がいい?
起業を目指す人は、身近にもいる場合が多く、
仲の良い友人が会社を設立するといったこともあります。
結婚式のご祝儀などであれば現金一択で選択肢はほとんどないと思いますが、会社を立ち上げた仲間に贈る物品は現金以外にも選択肢の幅は意外と広いです。
「何を贈ったら喜ばれるかな?」と考えると楽しいものですが、逆に考えすぎて「何を贈るべきか分からなくなってしまった」ということにもなりかねません。
そこで今回は会社設立のお祝いに贈るプレゼントはどんなものが良いのか、またプレゼントの際のマナーについても見ていきます。
会社設立のプレゼントに避けた方が良いものはある?
結婚式のご祝儀は二で割れる数字の偶数は良くないといったタブーがあるのは有名ですね。
これは偶数数字が夫婦となった二人が別れてしまうことを連想させるので良くないとされているのですが、こういったタブーは会社設立のプレゼントにもあります。
例えば赤いお花やキャンドル、灰皿やライター、マッチ、暖房器具などです。
これらに共通するのは「赤色」もしくは「火」ですね。
これは「赤字」や「経営が火の車」などのイメージに繋がってしまうので会社設立のプレゼントには適さないとされています。
火が関連する物品は分かりやすいですが赤色の方は色々あるので「情熱的な経営を目指して」というイメージでうっかり選んでしまわないようにしましょう。
他には宗教的なイメージがつくストーンや飾り物なども控えた方が良いです。
「開運」や「邪気払い」などを意識して贈ろうと思う人が結構いるようですが、贈る相手が特別その筋に精通していて贈る当人も共通した価値観を持っている場合でなければ避けるべきです。
また一般的に葬儀を連想するようなものも控えましょう。
例えばお茶などは香典返しでよく使われます。
新しいオフィスで飲むだろうから丁度良いと思うかも知れませんが、不吉なイメージが付きまとうのでこういった物も避けた方が良いとされています。
ありがちな「ハンカチ」も実はNGで、「手切れ」、「縁切り」を連想させるのでよくないとされています。
綺麗なオフィスを維持できるようにとマット類やスリッパなどを考える場合も要注意です。
基本的には踏みつけるような物は好ましくないとされています。
このように見てみると、会社設立や開業祝い独特のタブーである「赤色」や「火」以外でも、実用的で良さそうに思われるものにも避けた方が良い物が結構あることが分かりますね。
こうなるといよいよ何を贈れば良いのか悩んでしまうかもしれません。
では具体的にどういったものが会社設立のプレゼントとして候補に挙がるのか見ていきましょう。
会社設立のプレゼント候補を見てみよう
現金
実用的という観点では最も優秀なのが現金です。
相場は贈る相手との関係性によって変わってきます。
一般的な友人関係であれば大体3,000円~5,000円程度、親戚や親しい友人関係であれば10,000円~30,000円程度、会社同士の法人関係であれば10,000円~50,000円程度が相場とされています。
お祝い事ですから普通の封筒ではなく、熨斗と水引(蝶結び)を用意して「会社設立御祝」などの表書きをします。
また必ず新札を包むようにしましょう。
現金はちょっと生々しいかなという場合はギフト券などでも構いません。
カタログギフト
実用性と生々しさの回避を兼ね備えたのがカタログギフトです。
貰った相手が自分に必要な物を選択できるので現金に次ぎ実用性があると言えます。
カタログギフトも会社設立や開業祝に特化したものがありますから、こういったものを利用すれば効果的です。
一方で親しい友人や親せき関係の場合はちょっと他人行儀に映ってしまう可能性があります。
そこで気持ちを表すために添え状を作ってお祝いの気持ちを記し添付しましょう。
直筆でお祝いの気持ちが記されていると相手が受け取る印象は確実に良くなります。
胡蝶蘭や観葉植物
お祝いごとに贈るお花としては胡蝶蘭が有名ですね。
縁起がよく見ためにも華やかです。
植物では観葉植物も好まれますが、お花の世話事が得意でない方や面倒臭がりな方には迷惑になってしまうかもしれません。
贈る相手の性格を考えて植物系が良いか現金など実用性がある方が良いかを検討するようにしましょう。
お酒
昔から日本ではお祝い事にはお酒を贈る慣習がありました。
今でもその風習は残っているのでお酒を贈っても良いでしょう。
ワインやシャンパン、鏡開きの日本酒などがありますが、最近はラベルに名入れをして送るというサービスが流行っています。
「自分だけの為に用意された」という演出がされるので貰った方の喜びが増します。
名入れサービスはネット通販サイトのギフトショップなどが扱っていて、お酒のボトルに彫刻を施したりラベルに社名や会社設立日などを刻印して贈ることができます。
まとめ
会社設立の際のプレゼントですが、身内や近い関係の人には現金やギフト券など。
特別近い関係でない場合には、お花が選ばれている場合が多いというのが実感です。
何が正解というわけではないので、これらを参考にして選んでもらえれば良いかと思います。